この練習メニューは、メルマガ『コソ練365』で繰り返しご提案している定番メニューです。
不愉快な体験・「解せない」出来事に遭遇したときはもちろん、日常の何気ない場面で試してみると、思いがけない発見や気づきが得られます。
実践するたびに、この世界は、私たちが思うよりずっと優しく、幸せに満ちていることが理解できるようになります。
いつでも、自分が見たいように見ている。
私たちはいつも、自分が意図したもの・見たいと願っているものを、この世界のなかに見ています。
これは、万人に共通な心の仕組みです。
受け入れられない・腑に落ちない・わからない…と感じている場合は、無理に理解しようとしなくてオッケーです。ひとつのものの見方として、「参考程度」に聞いていてください。
一度心の仕組みを理解したとしても、「今回だけは例外だ!」と感じることは、もちろんあります。
不愉快な出来事に遭遇したり、嫌な気分になったりしたときは特に、「こんなものを願った覚えはない」と思うことでしょう。
そういうときこそ、今回の練習メニューを試す絶好の機会です。
無意識でいると、今までと同じものを見続ける。
私たちは無意識でいると、それまで慣れ親しんだものの見方・考え方で、目の前の世界を認識します。
慣れ親しんだものの見方・考え方には、明確に自覚できる基準・物差しのようなものもあれば、無意識のうちにどこかで身についた習慣もあります。
そうした習慣は、どちらかというと惰性・慣性と呼ぶ方がふさわしいでしょう。
意図を変えれば、見えるものが変わる。
今見ている世界の「根拠」となる、ものの見方・考え方、無意識の習慣・惰性・慣性をひとつずつ見つけて解消させていくことで、見える世界を変えることはもちろんできます。
過去の癒しや心のブロック外しは、そうした「根拠」を取り除く手法だといえます。
一方、何が原因でそれを見ているのか突き止めることなく、見る世界を変えることもできます。
それが今日のメニューです。
今見ているものは、本当だろうか?
別の見方はないだろうか?
こんなふうにして、「別の見方」にほんの少しだけ心を開くことで、私たちが思うよりずっと幸せな光景を見られる可能性が高まります。
別の世界を見ることで、本当に見たいものがわかる。
「別の見方はないだろうか?」と意図すると、多くの場合、自分が本当に見たかった光景を見ることができます。
場合によっては、自分が見るべきだった光景に直面することもあります。といっても、それが辛い体験になることはまずありません。
いずれにしても、それを見ることで、今までわからなかったことがわかるようになり、新しい可能性が開かれた、と感じることのほうが多いでしょう。
そうした体験を重ねていくうち、自分が本当に見たいのはどんな光景なのか、自分が本当に望んでいることは何なのか、明確に自覚できるようになります。
自分が望んでいることを自覚できれば、それを体験するのは難しいことではなくなります。
今日の練習メニュー
今見ているものは、本当だろうか?
別の見方はないだろうか?
練習のポイント。
- なぜ今それを見ているのかは、考えない
- ただ、「別の見方をしてみたい」と意図する
- 意図した結果、何が見えたのかをしっかり味わう
ここまでのおつきあい、ありがとうございました。