日記:2022/01/23 何を覚えておきたいのかを選ぶ。

日誌と日記。

「喜んでもらえて嬉しい」…って神だな。

仕事をはじめる前に、昨日(1/23)のことを思い出しながら書いている。

昨日は1日中ずっと、おいしいものを食べ続けていた。

 

お昼は、夫の実家で、毎年恒例・ちょっと遅めの新年会。
お義姉さんが、全部準備してくれた。

「(亡くなった)お父さんが、あれこれと作ってた気持ちがホントにわかる。
みんなが、『おいしい』『おいしい』って言って食べてくれるのが、本当に嬉しいんだよね。」

 

台所でホタテのバター炒めを作りながら、お義姉さんが笑う。

そう、そう、そうなんだよな。
お義姉さんは、生粋の「お姉ちゃん」。
面倒見がよくて、頼まれたらなんでもやってあげたくなっちゃう、生粋の「お姉ちゃん」。

ただそれだけの、愛にあふれた人。

遠い昔はいろいろなことを思ったし、今となっては何を思ったのかも忘れてしまったけれど。

お義姉さんが生粋の「お姉ちゃん」で、
ただただ愛にあふれた人だ、
ということだけを覚えておくことにする。

 

その場を楽しくするために、ちょっと無理してでも頑張っちゃう「お姉ちゃん」。

みんなに喜んでほしいからこそ、細かいことが気になったり、相手にあれこれと様子を確認しようとする「お姉ちゃん」。

その気持ちは、私のなかのそれと同じだ。
…おんなじだったんだ。

 

「お姉ちゃん」にアレコレやってもらう場があるって、嬉しいことだな。
ただただ「ありがとう!おいしいです!!!」って言える場があるのも嬉しい。

これが私に用意された幸せだったんだって、気づけて嬉しい。

下手したら、けっこうな歳になるまで誤解をしていたかもしれないもの。

 

お義姉さんのおうちが牡蠣を食べる、とわかったこともよかった。

来年からは、親爺さんのところの牡蠣を送ろう。

新年会の前に送って、オイル漬けを作ってもらおう。

きっと「えーーー!!まったくあんたたちは!!!」って言いながらも、笑顔で作ってくれるに違いない。

そう思えることが嬉しい。

 

誰かの「本当のありよう」を見ることは、自分を幸せにすることなんだな。

誰かのなかに「神の笑顔」を見ることは、自分を神の子に戻すことだ。

 

名残惜しくも実家を後にして、夕方からは鎌倉でキムチワークショップに参加。

リーさんが一番好きだという大根のキムチを教えてもらう。

 

予想よりも少し大きくカットされた大根のキムチ。
味見させてもらったら、いい感じに発酵してて、シュワシュワでサクサク、とってもおいしい。

この味に出会えたのも嬉しいし、これを作れるようになるのも嬉しい。

 

ワークショップの後の夕飯は、韓国のふだんの家庭料理をコンセプトがコンセプト。

身体に優しくて、おいしくて、しみじみ豊かな気分になった。

実家でさんざ食べまくり、ワインをたんまり飲んで後だったのに、夕飯を割とフツーに食べちゃってびっくり。

 

それほどおいしかった。
写真、ちゃんと撮っておけばよかったな。

特有の匂いが見事に消えてる明太子とイカの塩辛が絶品!
詳しい作り方を根掘り葉掘り聞いてきた。

あの味なら、魚卵やワタの匂いがないから、ワインやビールに合わせても大丈夫そうだ。

余分な塩気もないから、おつまみにしてもおいしく食べられる。

 

ポイントは「追いごま油」とネギ、そしてゴマ。

忘れないうちに、さっそくやってみよう。

 

昼もそうだけど、夜も、おいしい食事で心が満たされる。

おいしいものを作る人って、ホント神だな。

 

今年に入ってから、いろいろなことを思っているけれど、今心をよぎる思いはいずれ、跡形もなく消えていくものだ。

こういう時期だからこそ、自分が何を覚えておきたいのか、ちゃんと選んでおこう。

 

私はこの日、「喜んでもらいたい!」という尊い思いに触れて、その思いから生まれた豊かな食事を楽しんだ。

これからの食卓がちょっと豊かになる知恵を、この日たくさん教わった。

これからも楽しみだなって思えることが、またたくさん見つかった。

このことを、私の体験として覚えておこう。

そして、記憶から消えた後も思い出せるように、ここに記録しておこう。

 

…思い出を選ぶコソ練、…神だな(笑)

 

 

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なおちん

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